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[ 450] 秋葉原の通り魔「殺すために来た」 - 社会ニュース : nikkansports.com
[引用サイト] http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20080609-369959.html
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日曜のアキバ歩行者天国が修羅場となった。東京・秋葉原で８日昼すぎ、通行人をトラックではね、サバイバルナイフで次々刺したとして、静岡県裾野市、派遣社員加藤智大容疑者（２５）が殺人未遂の現行犯で警視庁に逮捕された。７人が死亡、１０人がけがを負った。「世の中が嫌になった。人を殺すため秋葉原に来た」と供述。無差別殺傷を計画していたとみられる。大阪の校内児童殺傷事件から７年。平和な「オタクの街」で、過去３０年最悪とみられる通り魔事件が起きた。 午後０時半ごろ、千代田区外神田の神田明神通りに、男が運転するレンタカーの２トントラックが現れた。「時速１００キロ近くに見えた」（目撃者）ほど猛加速し、バンッバンッという音とともに、中央通りとの交差点の横断歩道を渡っていた男性５、６人をはね飛ばした。 背中から流血したり、足首から骨が露出したり、腹部にタイヤの跡がついた被害者が倒れ込んだ。トラックのフロントガラスはクモの巣状に割れ、白っぽいジャケットを着た男は交差点から約５０メートル走った「秋葉原ＵＤＸ」前にトラックを停車すると、サバイバルナイフ片手に車を降りた。 中央通り方向に走り、ぶつかった中年男性の左脇腹をナイフで刺し、若い女性の腹部を刺した。２人は大流血し倒れた。さらに、ひいた男性に馬乗りになり数回刺し、中央通りに出た。 男は、交差点で救護にあたっていた万世橋署交通課警部補（５３）を背後から右脇腹を刺して重傷を負わせ、秋葉原駅方面に走りながら大声を上げ、通行人を次々切りつけた。付近の買い物客ら数百人が一斉に逃げ、パニック状態になった。 警部補が刺されたのを見た秋葉原交番の巡査部長（４１）が男を追い、警棒で男をたたき、ナイフと“チャンバラ状態”に。男は「ワー」と叫んでナイフで威嚇しつつもみ合い状態になり、路地に入った。警察官が拳銃を向けて「武器を捨てろ」「撃つぞ」と警告すると、男はナイフを落とし、ビルの壁際に倒れ込むように制圧された。額からは流血していた。同署によると、薬物反応は出ていない。 捕まった瞬間を目撃した千葉県の会社員男性（３２）は「男は激しく抵抗したが、警察官が拳銃を男に向けるとおとなしくなり、倒れるように押さえつけられた」と話した。 殺人未遂の現行犯で逮捕された加藤容疑者は静岡県裾野市居住。このサバイバルナイフ（全長２３センチ、刃渡り１３センチ）のほか、上着のポケットに折りたたみナイフを所持していた。調べに対し、刺したことを認め「人を殺すため秋葉原に来た。世の中が嫌になった。誰でもよかった。きょうは１人で来た」と無差別殺人計画を供述しているという。 路上などで起きた通り魔事件としては過去３０年で最悪の被害とみられる。無差別殺傷事件では、７年前のこの日に起きた大阪の池田小児童殺傷事件の８人に次ぐ死亡被害者となった。 結局、加藤容疑者は約１００メートルにわたって次々刺し、男女７人が死亡。ほか１０人が負傷した。死因は刺されたことによる失血死のほか、車にはねられたことが原因の人もいる。中央通りは正午から歩行者天国になったばかり。ただ神田明神通りは車で中央通りを突き抜けることが可能だった。 |
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