プロミスのサイトです。
CurrentDisplayMin 収録 申込み initialize なけれ ありのまま イコール StaticPopover 現時点 少なくとも リンク 返済 リリース 自宅 コンビニエンスストア グループ 規制 ローン 厳格 募集 カスタマー レディースメイト 文房具 空路 引き落とし 確かめ が解 日本 問題 ジャスティン

早くとは?/ プロミス

[ 558] 黒川紀章がThinkPadを語る!――「早く人間に追いついてみろ!」
[引用サイト]  http://ascii24.com/news/i/keyp/article/2003/07/12/644869-000.html

PCは透明になったり、様々な色のものが出ていて、多分IBMでデザインやっている人は相当気になっていると思うんだけれど。それを我慢して(笑)黒で行っているというのは、なかなか骨があると思いますね。
そうですね、国立民族学博物館は真っ黒。でも、建築っていうのはけっこう素材の色が面白くてね。メタルにはメタルの色が、木を使えば木の色がある。木を黒く塗ったりはしない。そういう意味では黒にこだわるということはないけれども、やっぱり僕の設計には黒が多いね。
そう。建築っていうのは風を感じたり、光を感じたり。つまり、人間が作ったものであろうと本来の自然であろうと、それらを「感ずる」ものでしょう。PCは「感ずる」っていうものじゃない。
PCの先にはバーチャルな空間があります。バーチャルなところのインターフェイスはPCですが、リアルなものへのインターフェイスが建築だとは言えませんか?
バーチャルなものっていうのは、PCというハードウェアを使って作り出されるけれども、ハードそのものがバーチャルにはならない。アートだったらね、絵を見ていてそのままバーチャルな世界に入れるでしょう? でも、PCを見ていてもバーチャルな世界にはいけない。操作しないとね。そこが違う。
建築は操作をしなければ感じられないものじゃなくて、中にいるだけで感じられるでしょう? そういうものを、PCから感じることはできない。操作することによってバーチャルな空間に行く。それはそうだよ。それはどんな道具でもそうだよ。
人が触れるものなら、何だって触れるじゃない。船だって、飛行機だって、カメラだって、テーブルだって。人が触れないものなんてないでしょう? 何だって人が触れる。そこに根本的な差はない。触れる触れないじゃなくって、操作して、そして自分が欲しい情報を得ていく。そういう操作のあとに来るものが、PCの面白さでしょう?
建築はもっと思想とか情念とか、宇宙観であるとか、哲学であるとか、そういうものを込めて作っている。僕は名建築、古代の名建築なんか見たとき、それは何を意図してどういう思想がここに詰め込まれているのか、感じることができるわけでね。でも、それをPCと比較してもらったんじゃ迷惑だね。その歴史的な長さがまるで違う。
だんだん融合していくとは思いますけれどね。今はPCの形で、コンピュータの役割はこういうところにあるけれど、これからいろんなところに入っていくと、今見ている道具ではなくなると思います。

 

戻る

プロミスのサイトです。

プロミスのサイトです。